キャンプでパンを焼こう!!
おうちパン教室休業中KAYOです(*´ω`*)
何か新しい事始めたいな、誰かとつながりたいなぁなんて思っていたところ、「BBQでパン焼けるの?」「焼けてもおいしくないよね?」「メンドクサイ?」という質問があったので、新しいテーマに持ってこいと思い、お外でパンを焼くを中心にあれこれ書いていきたいと思います。
お外でパンを焼くのを悩んでいる方必見!!疑問にお答えします 。
パン作り初心者だって大丈夫。コツさえつかめば、普段のパン作りもお外のパン作りも怖くない。いつだっておいしい焼きたてパンが食べられます。
BBQでパンは焼けるのか。
焼けます。炭でも、薪でも、ガスでも、焼き石でも。ダッチオーブン、フライパン、鉄板いずれかあれば焼けます。熱源と熱源の間に入ってくれるものがあればOK。高いブランドのダッチオーブンなんていりません。私の愛用は弟からのおさがり、お値段以上ニトリのダッチオーブン、その辺に売っている普通の鉄のフライパンです。おうちのコガスンロで焼くときはストウブを愛用しています。もちろん、おうちのガスオーブンや電気オーブンは最高に優秀なので温度と時間さえ守れば誰でも上手に焼くことができます。が、ちょっとしたコツさえ押さえればお外ではお外でしか味わえないおいしいパンに巡り合えます。
おいしくないのでは。
おいしく焼けます。パンがまずいと判断される一番の理由は、ダントツで硬い。原因のほとんどがこね不足によるグルテン不足。このグルテンは、小麦に水分と物理的な力を加えること形成されます。このグルテンは膜となり、空気(酵母の発生させたガス)を生地の中に抱え込むことで膨らみます。初心者はこのグルテン膜の見極めができず失敗しがちです。よくつるっとしたら、まとまったらなんて書かれていますが、初めて作るときはどのくらいか分からない。そして見ていると足りていないことは多い。その見極めについてポイントを紹介していきたいと思います。中身はふわふわ、まわりはカリッと香ばしく、白パンだって、肉まんだっておいしくできます。
めんどくさいのでは。
簡単にポリ袋で作ります。お外用かつ経験に左右されにくいにレシピや配合を考案していきます。清潔であること。手が汚れにくいこと。洗い物が少ないこと。がお外で調理するときの必須条件。ポリ袋の中で片手間で捏ねられるレシピです。まず、基本のパン作りの工程は、捏ねる→一次発酵→ガス抜き→分割・丸め直し→成形→二次発酵→焼成。パン教室では時間がたってもおいしいぱんになるようにレシピや技術をて教えていますが、お外で焼くパンは、すぐ食べる、もしくは翌日の朝食に持ち越されるのが最長。焼きたては絶対においしい。ちょっとくらいの失敗も気になりません(笑)それも考慮しつつ、省けるところは省いていきます。細かいことは気にしなくて大丈夫。焼く以外はお子さまに任せたってへっちゃら。それでも、お外で焼いたら、こんなもんだよねなんて言わせない。ここだけはポイントをぜひ読んでいってくださいね。
キャンプでパンを焼こう!!
基本の生地レシピ
★計量はしっかりと。
※おうちで用意していくもの(要冷蔵)
(ポリ袋に入れておくもの)
強力粉 200g
塩 小さじ1/2(約2g)
無塩バター 20g
(計量カップ)砂糖とイーストはラップに包んで持っていくと便利
砂糖 大さじ3(約27g)←甘めなので大さじ2でも
ドライイースト 小さじ1(約3g)
水 120g(120㏄)←現地で量る。常温。凍えるほど寒い日はお風呂ぐらいの温度のお湯を使うと◎キンキンに冷えていると発酵が鈍くなるので、使う量をカップに入れて日向に少し置いておくといいです。計量カップは誤差が出やすいので、おうちで一度スケールにのせて重さで量り、線を確認しておきましょう。ちなみに水は大さじ一杯で15g小さじで5gです。私は100均の金属の計量カップで100㏄計り、そこに小さじ4入れて120㏄にしています。このカップ細かいメモリがないのが傷ですが、湯煎にもかけられてなかなか万能です。チーズを溶かして添えたりもできるのでおすすめ。
フォカッチャ
オリーブオイル適量(大さじ1くらい)岩塩、ローズマリー
お好みでオリーブの輪切り、ドライトマトを刻んだもの、ベーコン、玉ねぎを散らすとさらにおいしくなります。
基本の生地で作るフォカッチャ
★炭火はコンロ一杯に用意しましょう。
★溶けにくかったら少し置いておくと吸水して溶けやすくなります。
②強力粉などが入った袋に①をいれ口を縛り15分もみもみします。
★もみ心地、硬さのむらをなくすよう満遍なくもみます。
③袋のまま暖かい場所で2倍になるまで放置。(30分前後)
★パン生地がほんのり暖かいことが重要。冷たい場合は膝にのせて毛布を掛けたり、人肌のお湯に袋を閉じて湯煎、など生地の温度を少し上げましょう。また2倍になったことが分かりやすいようにタッパーに袋ごと入れ敷き詰めて置くと分かりやすいです。
④ダッチオーブンの底より大きめに切ったオーブンシートの上に、袋を裏返し生地の自重を利用して取り出します。←勝手にはがれ落ちます。ビニール袋は使うのでとっておいてね。
★このとき引っ張ったり千切れるとと膨らみが悪くなります。優しく。
⑤ビニール手袋をして丸く整え、熱さ1㎝にやさしく中心からの外に向かって優しくのばします。
★底面積より少し小さめに伸ばしましょう。
⑥乾燥防止のためビニール袋を切り開いてかけて温かいところに放置、またはダッチオーブンを火にかけほんのり温かくなったところに入れて蓋をして2倍になるまで放置。20分くらい。
★指で少し押してみてうっすら跡が残るくらい。
⑦生地の表面にオリーブオイルを垂らし、ビニール袋を使って塗り広げ、袋の上から指をさし穴をあけます。指が底に触れるまで差し込みましょう。穴にローズマリーやオリーブの輪切り、ドライトマトを刻んだものを散らすとよりおいしくなります。仕上げに岩塩を振ります。
⑧火から少し離し(直置きでなければOK)、上7下3ぐらいの炭火で様子を見ます。蓋には炭を満遍なく置きましょう。10分はふたをあけずに待ちましょう。その後5分おきに蓋を開けて焼き色を確認します。長くて30分で焼けます。底はうっすらきつね色、表面は好みの焼き色になっていればできあがりです。表面の色が付きにくい時は蓋にガンガンのせて大丈夫です。下は焦げ始めると止まらないので、控えめがおすすめです。ダッチオーブンの予熱は不要ですが、ほかのメニューの調理後で熱い場合は、速く焼き上がるので炭火の量を調節して焦げないよう気を付けてくださいね。
フォカッチャはの生地の油脂は本来オリーブオイルなど植物油脂がおすすめですが、べたつきやすく初心者の方には扱いにくいのでバターを配合しています。
外せない3つのポイント
簡単に言えばよくよく捏ね、人肌温度に温め、優しくする。これを守ればおいしいパンになります。
ポイント1 とにかくもみつぶすべし!!
おうちならめんだいの上で縦横無尽に捏ねたりたたいたり伸ばしたり、こすりつけたりできますが、袋はもむ、押す、潰す・・・・・・全部同じじゃんっ、そうです、ほぼもむしかできません。が、パン作りでこの捏ねがパンのおいしさを左右します。袋で捏ねすぎることはまずありません。おいしいパンのためにここだけは妥協せずももみこんでください。といっても力む必要はなく、おしゃべりしながら、時にパスしながら、ながら作業でOK。グルテンができると、袋の中でベタついていた生地はだんだん一つになり、袋につかなくなってきます。この時点ではまだ硬いところや、柔らかいところがありムラがあります。この硬いところと柔らかいところを合体させるように広げて押して揉んでを繰り返します。ムラがなくなると生地が全体的に柔らかくだる~んとだらしない感じになってきます。持ち上げると手に吸い付く感じです。袋の中で薄く広げ、破れずうっすら透けて見えるようになれば捏ね上がりです。
ポイント2 生地はほんのり暖かいをキープ
ガスの発生を促し、パンを効率よく膨らませます。パンを膨らませているのはイーストが発酵で発生させるガスのおかげです。イーストは30℃~40℃で最も活発になりガスを多く作ります。冷たくならないように温かい場所に置きましょう。熱すぎると死滅、雑菌の繁殖も活発化するので、40℃以下がベストです。温度計は無くても大丈夫。生地は人肌温度を目安に。
ポイント3 生地の扱いは優しく
できたグルテン膜は千切ったりカットすることで壊れます。ガスが貯められずふくらみが悪くなります。発酵後から焼き上がりまで必要以上に触らない、引きちぎったり、細かく切って分量をそろえようとしない。ことが上手に膨らませる最後のポイントです。はじめのうちは、捏ねた生地をそのまま焼くパンが失敗しにくくお勧めです。
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